医療方針
１、車椅子生活や寝たきり状態にさせないように・・・
高齢化社会を迎え、股関節、膝関節外科を専門とする本院では、全身状態は、さほど悪くないのに、変形性股関節痛、膝関節痛のため、歩行困難となり、やもなく車椅子生活や寝たきりに近い状態の患者様には、積極的に人工関節手術を施行しています。これによって手術前の痛みから、解放されて歩行生活ができる様になります。
今後も、積極的に手術し施行していきたいと思います。
２、膝痛にはMRI検査で診断を・・・
年令約５０才以上で原因なく膝痛あり、他医院受診しX－P異常なく 膝関注（主にヒアルロン酸）を数ケ月～数年注射され”痛み変わらず”との訴えで本院に来院される患者様が多くいらっしゃいます。本院で膝MRI検査をしてみると半月板断裂がみられ、当院の診断では、変性半月板断裂で本院にて入院し、内視鏡視下半月板切除すると痛みは消失し、満足して退院されています。
３、術前検査は慎重に・・・
変形性股・膝関節症、半月板変性断裂の患者様は、高齢者が多く、内科的疾患の中で重視すべき疾患は、心疾患と考えます。
本院では、手術する前に、心疾患で加療中である患者様は、内科主治医先生にご相談し、また心疾患既往歴のある患者様を含めて、手術1週間前に必ず心電図検査し、少しでも異常が認められた場合、すべて循環器科専門医に診察していただき、手術しています。